准看護師になることのメリットとは

准看護師の資格を得るためには、各都道府県知事指定の准看護師養成所(2年制)へ通い修了するか、または、高等学校の衛生看護科(3年制、定時制は4年)へ通い、卒業する必要があります。准看護師は中学校を卒業していれば受験資格があり、正看護師と比べると資格の取得までの期間が短いです。正看護師は高校卒業後に看護学校に最低3年は通う必要があります。そして、正看護師と比べると学費を抑えることができるメリットもあります。

つまり、最短で看護の道へと進むことができると言えますし、社会人になってからでも准看護師の資格は取得しやすいと言えます。医療機関でアルバイトをしながら学校に通い、准看護師の資格を取得することも可能です。正看護師と比べると、どうしても給与の面では見劣りしてしまうのは事実ですが、キャリアによって准看護師の給与も上がります。准看護師は、正看護師の指示がないと医療行為を行うことができませんが、准看護師と正看護師が可能な医療行為の範囲は同じであるため、正看護師ではないと出来ないということはありません。

准看護師には、将来的に正看護師へとキャリアアップする道もあります。正看護師資格の取得を支援してくれる医療機関もあり、仕事と勉強の両立をサポートしてくれます。費用や時間の面でメリットのある准看護師ですが、最大のメリットは30代40代からでも遅くないという事ではないでしょうか。スタートが遅くても看護職に従事し活躍できる資格なのです。