看護師は人材不足の状況にあると言われていますが、看護師を目指す若者が少ないわけではありません。毎年数万人の看護学生が看護師の国家試験に合格し、医療機関等に就職しているのが現状です。一体なぜ、若者たちは看護師を目指そうと決心したのでしょうか。

その理由として数多く見られるのが、病院でお世話になった看護師に憧れたことです。免疫力が十分に備わっていない子供の頃は、何らかの病気や怪我によって病院に行くケースが少なくありません。そしてその時に優しく接してくれた看護師に対して、自然と憧れの気持ちが湧き上がってくるのです。大人になるにつれて記憶は薄れてくるものの、看護師への憧れの気持ちを持ったまま成長した子供は、やがて本当の看護師になります。

また、家族や親戚、知人に看護師がいたことも、看護師を目指す理由として多い傾向にあります。例えば母親が看護師だった場合、看護師のリアルな仕事をイメージしやすいです。大好きなお母さんに憧れの気持ちを抱き、看護師を目指すケースもあります。

さらに、医療系のテレビドラマや映画、ドキュメンタリー番組などがきっかけになる場合もあるようです。医療系のドラマは高視聴率なものが多く、内容も充実しています。看護師を演じている女優さんの姿を見て、リアルな看護師になろうと思う若者も少なくないようです。その他、仕事が安定しているという理由で看護師を目指す若者も、数多く見受けられます。看護師は医療の現場において不可欠な存在であり、今度も益々必要となる職業だと言えるでしょう。